2023/08/16 14:22
みなさまお久しぶりです!旅する文具屋のひかりです!(サインはいつもPikakoなんですが、今後どう名乗っていけば良いのか悩み中…笑)
本日は旅する文具屋の商品で使っている”バナナペーパー”の工場に訪問してきた時のことをお伝えいたします♪
いきなりですが、この写真…一面に広げられた茶色い物体はなんだと思いますか??
ここはバナナペーパー工場の一角で、作業をしたり、チームメンバーがお昼を食べたり、ミーティングをする場所で、上の写真は作業中のものになります♪ 個人的に脱ぎ捨てられた長靴もお気に入り(笑)
ということで答えになりますが、この写真の茶色い物体こそがバナナ繊維なのです✨購入したことのある方やバナナペーパーを見たことがある方はご存知かと思いますが、紙の中に見られる粒々の正体はこの一面に広げられた繊維たちのカケラなのです!尊い…
しかもこの子たちはこれから大きな大きな袋に詰められて日本に出荷されるというタイミングでした!(こんな感じでみんなで詰めていきます)
そもそもこの繊維たち、どこの部分?と思われますよね。
実は…
この赤で囲った茎の部分が正解です。
①食べるためにバナナの実をとる
②一度実をとってしまうと同じ木からバナナが生えなくなってしまうので、根本から刈り取る
③従来は捨てられていた部分の茎を収穫、切断
④機械にて繊維を抽出
そして最後に干して乾き切ったら、最初の写真の出荷できる状態になります♪
当たり前のように廃棄されていた茎がこのように何かに生まれ変わることも凄いのですが、そこに何人もの雇用が生まれ、みんなの生活を支えていることが衝撃的な凄さなのです。。。
というのも、ザンビアのこの地域は本当に仕事がなく、多くの人が今日を生きることに精一杯です。
人によっては今日食べるものが無いからとワニが無数にいる川に入って魚を獲っています
人によっては密猟で生計を立てています
子供達のほとんどは年間1500円の学校にも通えていないそうです
そんな地域でこの工場には20人現在働いているんです。その20人はここが無ければどうなっていたんだろう?と思いませんか?しかも工場で働いている方のお子さん4人が大学まで進学できているというバナナペーパーの驚異的な貢献を知りました。
みんな生き生きとしていて、アイデアに溢れていて、本当に素敵でした❤︎
だから、デザインを通じてもっともっとバナナペーパーを広めていきたいなと思いました^^